『よみがえるふるさとの歴史4 湯けむり復興計画 江戸時代の飢饉を乗り越える』高橋陽一著 刊行 !!

『よみがえるふるさとの歴史3 イグネのある村へ 仙台平野における近世村落の成立』に先行して、『よみがえるふるさとの歴史4 湯けむり復興計画 江戸時代の飢饉を乗り越える』高橋陽一著が刊行されました。

大津波の深刻な被害など意識になかった私たちは、苦い思いをしたばかりです。「飢饉=食糧危機」が私たちを襲うと心配している人はどれくらいいるでしょうか。江戸時代の飢饉とは、食糧危機から人口の激減、長期経済不況が、惨憺たる危機的状況をもたらしたそうです。それでも人々は自らの手で地域の再生をはかっていったそうです。温泉を利用した復興の姿が描かれています。高橋陽一氏は、この復興する人々の強さに強い共感を持っています。江戸時代とは形を変えて、現代社会の食糧危機は襲来するのでしょうか。周到な古文書調査の成果を読みながら、そんな思いにもとらわれました。

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