『よみがえるふるさとの歴史3 イグネのある村へ 仙台平野における近世村落の成立』菅野正道著 遂に刊行。

大変お待たせいたしましたが、これで「よみがえるふるさとの歴史」シリーズ第一期分の4冊が出そろいました。「失われたふるさとの歴史をよみがえらせて、被災地の方々の心の復興に少しでも役立つことができればと考えて、このシリーズを企画しました」。この旗印の下、一冊また一冊と作品が姿を現してきました。これらは、被災地の混沌に打ち込む楔であり、被災者の祈りと共にある燈火です。学問に裏打ちされた、親しみのある作品群が、被災地と被災者の身近に寄り添う、そんな風景が広がっていくことを。

さて、『よみがえるふるさとの歴史3 イグネのある村へ 仙台平野における近世村落の成立』を紹介しましょう。

東日本大震災で大きな被害を受けた仙台の東に広がる沖積平野に、イグネ(屋

敷林)が点在する六郷と七郷と呼ばれる二つの地域があります。六郷と七郷が

隣り合いながらも、それぞれに異なる地域性を形成することとなる中世から近

世初期に注目し、今に至る歴史的基盤を紹介します。

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