小資本の書店は危ういのか?

今日は九つの書店に営業に行ってきた。、先週河北新報に『よみがえるふるさとの歴史3 イグネのある村へ』の著者菅野正道さんの記事が載り、3月半ばには仙台国際防災会議があり、というようなことで『よみがえるふるさとの歴史』シリーズ第一期4冊の店頭展示販売をお願いをしてきたところです。ベタなお願い営業だったので疲れた。若いころの飛び込み営業を思い出したが、さすがにあのころのエネルギーはもはやないなと痛感した。ちょっとショックなのは二つの店舗が3月一杯で閉店すること。仙台資本の書店がドンドン無くなってゆく。チェーン店も撤退する動きがある。本をとり巻く環境は実に厳しい。出版界も印刷業界も右肩下がりだし、書店もこんな状況。工夫をして頑張っている書店が取り上げられることもあるが、大勢は如何ともしがたいのか。書店はホッとする好きな空間だ。書店ごとに個性が有ったしね。各新聞の日曜日の書評欄を見るのは楽しいし、出版社の広告を見るのも楽しい。ああこの出版社は頑張ってたんだ、なんてこともある。情報を採るツールとしての本は衰退の一途をたどるのだろう。思考するためのツールとしての本は衰退の速度は緩やかなようだが果たしてどうなのか。文字を読み解くことで知恵を鍛えてきた人類は、これとは違った方法で生き延びる知恵を身に着ける方法を得ることができるのだろうか。今はその曲がり角に立っているのだろうか。動くことでさ様々な思いが湧いてくる。今は本を作る、だから良い本を作る、これしかないでしょ、と思いを呑み込んだ一日でした。

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