新刊案内:伊達騒動の起因「谷地争論」の経緯と背景
2025年05月22日
新刊案内
伊達騒動の起因「谷地争論」の経緯と背景
―「桃遠境論集」と「田村家記録」から探る―
著者・発行者 大野榮夫
発行所 蕃山房
発行日 2025年5月23日
判型 A4判 184頁(カラー図版多数)+大判折込カラー口絵1点
ISBN978-4-9913882-1-7 C0021
定価1,980円(本体1,800円)
伊達騒動はここから始まった!!
伊達騒動の起因となった「谷地争論」に焦点を絞り、その土地柄が政治的な抗争に色濃く反映していたことをあぶり出した筆者渾身の論考。
「谷地争論」とは登米伊達家の伊達式部宗倫(だてしきぶむねとも)と涌谷伊達家の伊達安芸宗重(だてあきむねしげ)の南郷谷地をめぐる境界争いのことである。
著者が小学校の社会教育授業で取り上げ、子どもたちと米作りや土地改良の変遷を学んだ地域こそ、伊達騒動の起因となった「谷地争論」の現場だった。諸先達に伊達騒動研究を学び、授業で探求した土地柄と実地体験をテコに、「谷地争論」の肝となる「偏頗な谷地分け」の実態を詳らかにした。





