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大字誌 両竹

「大字誌 両竹」4

編著:西村慎太郎・泉田邦彦
判型:A5判 単行本ソフトカバー
頁数:98頁(口絵カラー8頁)

「『大字誌両竹』第四号刊行に際して」より
新型コロナウイルスの影響下での生活も3年目になり、コロナ禍における生活様式や、それを踏まえた生活が「日常」になりました。一方、東日本大震災から11年が経ち、「非日常」であった原発事故後の生活や風景の変化が見慣れたものとなり、原発事故以前の「日常」を以前よりも遠く感じるように思います。
本号では、先祖が明治時代に両竹村へ移り住んだ村津寛さん、双葉南小学校長を退職後、東日本大震災・原子力災害伝承館に勤務されている、双葉町両竹の泉田淳さんの論稿を掲載しています。
さて、大字(江戸時代の村)単位で歴史をまとめ、後世に継承しようとする取り組みは、原発事故被災地を超え、全国的な広がりをみせています。各地区の大字誌編纂が進むことにより、その総体として、より密な町単位の歴史を描くことができるかもしれません。今後も大字誌編纂の動きが活発化することを期待しつつ、『大字誌両竹』に取り組んでいきたいと思います。

著者:西村慎太郎・泉田邦彦

発行所:蕃山房

ISBN 978-4-9912532-2-5

1,100円(1,000円本体+税)

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