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コミュニティ主体の地域開発や地域マネジメントを展開する人々の待望の書。

「地域開発と駅裏」東北各県都にみる地域形成の不均衡と持続可能性への視座

「緒言」より
 2019年12月に開催されたCOP25(第25 回国連気候変動枠組条締結国会議)において、16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリがこれまでの各国の不作為を指摘したことが全てを物語っている。地球環境という重大なテーマにおいても、こうした結果となってきた理由の一つに、後進国が裏側の存在とされてしまう状況があり、そういうことに対する視点の欠如が関係してくる。
 本書は日本における東北地方の地域開発を取り上げたものであるが、こうした世界的な関心と無関係なわけではない。本書では、明治期における産業革命以降の地域開発の展開について、「駅裏」を題材に述べる。「駅裏」は、資本主義的経済発展の過程で発生する、表と裏でいえば、まさに裏とされた存在である。

著者:佐々木秀之

発行所:蕃山房

ISBN 978-4-9909853-6-3

3,815円[3,630円(3,300円本体+税)+185円送料]

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