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大津波と里浜の自然誌

大津波と里浜の自然誌

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東日本大震災の被災地、宮城県仙台市宮城野区岡田新浜地区。被災直後から復興の進め方が種々議論され、町内会組織が中心となった現地再建への挑戦がなされてきました。そこに編著者たちは生態学という視点をもって復興活動に参加しゆくことになります。
特色ある「生物と環境が織りなす、しなやかな編み目としての生態系」がいくつも連なる海辺=砂浜海岸エコトーンでは、自然の理にかなった対応によってこそ、安定した防災効果や多様な生物資源・景観、多彩な地域文化といったさまざまな恵みに、末永く授かることができるに違いありません。これは、国際連合が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」、あるいは世界中で採用され始めた「健全な生態系を活用した災害リスク低減施策(Eco-DRR)」や「グリーン インフラストラクチャー」の考え方に合致するものです。
生態学の知見と住民の郷土愛が取り組んだ震災復興の記録。

著者:岡浩平・平吹喜彦 編

デザイン:赤谷加奈

発行所:蕃山房

ISBN 978-4-9911802-0-0

1,585円[1,400円(1,273円本体+税)+185円送料]

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